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第6回周産期救急搬送症例検討会

平成30年10月30日
平成30年10月25日(木)、「第6回周産期救急搬送症例検討会」が大学病院内にて開催されました。この検討会は、宮城県の中で仙台赤十字病院と大学病院が中心となって運用している『周産期救急搬送コーディネーター事業』の中で、「こんなことがあって困ってしまった」、「こんな時は誰に相談したらいいのか」、など、より細かな部分のすり合わせを行なってスムーズにシステムを運用することを目的としています。
今年も大崎市民病院、仙台赤十字病院、宮城県立こども病院、大学病院から症例や症例シリーズの報告があり、クリニックの先生からの提案や総合病院の考え方、最新の知見など非常に活発な討論が行われました。
また、この検討会の特色としてメイン会場の大学病院以外に、大崎会場、石巻会場、気仙沼会場を遠隔テレビ会議システムでつなぎ双方向性に討論を行う、というものがあります。年々、遠隔会場の先生の参加数も増え、今年は大崎会場9名、石巻会場6名、気仙沼会場5名の先生に参加頂きました。大学会場37名を合わせると、計57名の先生に夜遅くまで参加頂き、まさに盛会で終わったものと思います。
一見、スムーズに動いていると思われるシステムでも実際にこのような会で議論をすると、まだまだ未完成な部分が目につきます。今後もこのような検討会を積極的に開催しながら、システムの成熟を期していきたいと思います。


第5回おがるっこ(東北大学病院NICU同窓会)が開催されました!

平成30年3月15日
平成29年12月9日に、「第5回おがるっこ(東北大学病院NICUで大きくなったこどもたちと親の会)」が開催されました。詳しくはおがるっこのページ(こちら)をご覧下さい。

第9回 周産期救急搬送コーディネーター事業関係者会議

平成30年2月23日
平成30年2月21日、第9回周産期救急搬送コーディネーター事業関係者会議が開催されました。この会議は、医療現場・救急隊・自治体の連携を高め妊産婦さんにより質の高い医療を提供しようと毎年行われている会議です。
今年は、平成28年より東北大学周産母子センターを中心に積極的に取り組んでいる「未受診・飛び込み分娩」のこれまでのロードマップを示すとともに現状での効果や限界、今後の取り組み課題について東北大学産科 コーディネーター補佐の崔より説明がありました。
また、今年は新たな試みとして『妊婦の交通外傷』にスポットを当て、交通事故現場で働く救急隊の皆様より実際に体験した3症例について検討をしました。交通外傷妊婦に接した場合、何に注意して所見を集めるべきか、搬送先の病院選定に迷った際の対処法などを、大学病院、仙台赤十字病院を含めてコンセンサスを得るため活発に討論が行われました。
東北大学周産母子センターは今後もこのような取り組みを継続して行い、宮城県の妊婦さんが安心して妊婦ライフを送れるように、各方面と連携していきたいと思っています。

東北大学産科長 齋藤昌利


グレードA帝王切開シミュレーションを行いました

平成30年1月24日
お産を取り巻く医療は日々変化しています。一方で、急にお母さんと赤ちゃんの状態が悪化し、一刻を争って赤ちゃんを誕生させなければならないことがあります。そのような状況で行われる帝王切開のことを「グレードA帝王切開=超緊急帝王切開」と呼びます。私達は、そのような事態に備え、産科医師、婦人科医師、麻酔科医師、新生児科医師、手術室看護師、助産師が連携しながらトレーニングを実施しています。スピードと正確性の両方を重視し、お母さんと赤ちゃんの生命を守るという使命を私達は追求し続けています。

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