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NICU・GCUでのクリスマス

平成27年12月24日


 12月24日、NICU・GCU病棟に入院中のお子さんにNPO法人ワンダーポケットからクリスマスプレゼントが贈られました。サンタクロース、トナカイ、ツリーに扮した医師やスタッフから一人一人のお子さんとご家族へプレゼントが手渡しされ、サンタさんと一緒に記念撮影をしました。その他、病棟内はクリスマスの壁飾りやツリーでとても賑やかな雰囲気のクリスマスでした。


 サンタさんとの写真撮影では、たくさんのご家族の笑顔を見ることができました。また、あるご家族からは「おかげさまで素敵なクリスマスを過ごすことができました」というお言葉をいただき、とても嬉しく思いました。

「第46回 日本看護学会−ヘルスプロモーション−学術集会」(2015年11月6日〜7日:富山県)への参加報告

平成27年12月14日


日本看護学会 ヘルスプロモーション
  In 富山県民会館
   2015/11/6〜7


日本看護学会で看護研究を発表してきました。
テーマは
「急性前骨髄球性白血病治療中に妊娠24週で早産となった母親への看護支援」です。
全国からも興味深い研究がたくさん発表されており、大変勉強になりました。
病棟で日々頑張っているお母さん方、ご家族へよりよい看護を提供できるよう
これからも頑張っていきたいと思います。

第25回 日本新生児看護学会学術集会in盛岡に参加しました。(2015年10月24日〜25 日)

平成27年11月16日


2015年10月24日、25日の2日間、
岩手県盛岡にて第25回日本新生児看護学会学術集会が開催されました。
 全国から多くの新生児看護に携わる方々が参加し,当院からも下記3題の口演、ポスター発表をさせていただきました。
『気管切開をしている重症慢性肺疾患患児を持つ母親の心理的変化に対する援助』
『極低出生体重児をもつ父親の児に対する愛着形成への援助』
『妊娠中に白血病を発症し、超低出生体重児を出産した母親への援助〜ペアレンティング獲得に向けて〜』
他病院のケアの実際等様々なテーマの発表・講演を聞くことができ、新生児看護の
奥深さを感じました。

第1回退院支援コーディネーター研修会を開催しました。 (9月27日)

平成27年10月15日

 9月27日に退院支援コーディネーター研修会を東北大学病院で開催しました。今回は在宅酸素療法を必要とする赤ちゃんの退院支援に視点をおいた内容でした。

 午前中は、在宅酸素療法が必要な赤ちゃんの経過や肺の状態、退院支援として必要なケア、利用できる社会資源、訪問看護師さんが行っている在宅ケアについて講義をしていただきました。

 午後には、実際にNICUから在宅酸素療法を利用して退院した2名の赤ちゃんのお母さんから、赤ちゃんの出産から退院に至るまでの心境や、在宅酸素療法の利用を通して感じたこと・困ったことなどをお話ししていただきました。今後の看護ケアの参考になるだけでなく、赤ちゃんのお母さんたちがどのような気持ちを抱えているのかを実際に聞くことができ、非常に学びの深い時間となりました。

ICM(第11回アジア太平洋地域会議・助産学術集会)に参加しました。

平成27年8月19日

 7月20日〜7月22日の3日間、パシフィコ横浜にてICM(第11回アジア太平洋地域会議・助産学術集会)が開催されました。
 37か国より3,200名以上という多くの助産師が参加し、エネルギッシュな発表・講演が繰り広げられました。当院からも師長をはじめとしたスタッフ6名が口演・ポスター発表をさせていただきました。
 演題名:「総合周産期母子医療センターにおける助産師ラダーレベルに対応した教育計画実施報告」
 2013年度より開始された助産実践能能力習熟段階(クリニカルラダー)について、当施設に求められる役割や機能を踏まえた教育計画を立案し、それらの経緯について発表させていただきました。

季節の行事「七夕」

平成27年7月13日

 7月7日は七夕でした。NICU・GCU病棟でもささやかですが、七夕の飾りつけをしています。NICU・GCU病棟の入口の壁には、保育士が作成した笹の飾りに、入院中の赤ちゃんのご家族とスタッフが書いた短冊を飾っています。みなさんそれぞれに願い事を書いています。
 仙台では旧暦で8月に七夕祭りが開催されます。それまで飾っておく予定です。
 短冊に書いたたくさんの願い事が叶いますように。そして、入院中のお子さんたちとそのご家族の幸せを願っています。

気仙沼市立病院へ助産師の派遣を行っています

平成27年7月1日
 今年5月より来年3月まで、3名の助産師が3〜4か月交代で、気仙沼市立病院へ出向し、助産業務に当たっています。
 気仙沼市立病院では、震災後より出産件数が急増し、助産師不足に拍車がかかっている状態であり、ともに周産期医療に携わる一員として、安心して出産できる環境を守りたいと派遣が始まりました。
 派遣しているスタッフは、少しでも支援になればと、自ら志願し、多忙な業務に取り組みながら、気仙沼市立病院の助産師の皆様より、自然分娩の技術なども学びたいと日々励んでいます。また、実際に業務に当たっては、病院の役割や機能、体制が異なるため、妊産婦の管理についても異なる点もあり、これまで行ってきたケアの他の考え方や方法を知ることができ、視野が広がったと感じているようです。
 気仙沼は、仙台からは遠いですが、まちの人々は温かく迎えて下さり、食べ物も美味しく元気の源も多い様子。
 毎月1回、報告会も行っており、私たちも他病院の現状やケアを共有し、学びを得ています。
 妊婦さんが安心して出産できる体制づくり、病院は違っても想いは1つ、当院でのケアの向上にも結び付けていければと思っています。

「地域連携連絡会議」を行いました。(5月22日)

平成27年6月19日


 5月22日に地域連携連絡会議を行いました。宮城県内の保健師約40名の方々に参加していただき、昨年度の当総合周産期母子医療センターの患者様の地域連絡状況、地域連絡理由の変遷などを報告しました。退院後も母子が健全に過ごせるよう、今後も地域につなげる働きを継続していく必要があると改めて感じました。


 青葉区家庭健康課母子保健係さんより、『東北大学と連携した妊産婦の調査結果報告』というテーマで講演していただきました。
産科病棟から産婦退院連絡票を送付された対象のリスク因子を分析し、その後の地域でのフォローの内容を聞くことができました。NICU・GCU入院児の家族との関わりは家族背景をしっかり把握・分析し、今後も地域でのフォローがスムーズにいくよう連携していきたいと思います。

 NICU・GCU医師、東北メディカルバンク機構医師より、NICU・GCU退院児の発達、妊娠高血圧症候群についての講義もしていただきました。



次回の地域連携連絡会議は来年5月を予定しています。

「NICU等長期入院児支援コーディネーター養成研修会」を開催しました(2月28日)

平成27年3月12日


研修会のプログラム
NICU等長期入院児支援に関わる県の施策について
佐藤顕一先生 宮城県保健福祉部医療整備課地域医療班 主幹
周産期の母のメンタルケアと精神疾患を抱えた母のサポート
菊池紗耶先生 東北大学病院 精神科 医師
障害を持った児を育てている母へのサポート
志賀智子先生 (株)春幸会 放課後等デイサービス「つなぐ」
気管切開人工呼吸器装着中の患児の外泊に向けた多職種協働の取り組み
大崎加菜子 東北大学病院 西6階病棟看護師
グループワーク NICUに入院した児を持つ家族(母子分離)への在宅支援を考える
田中総一郎先生 東北大学大学院医学研究科
発生発達医学講座小児病態学分野
志田智子 東北大学病院 西6階看護師長

約40名の地域保健師、訪問看護師、他病院看護師が参加されました。宮城県における長期入院児支援の現状や、事例を通して周産期における母親のメンタルヘルスサポートについての講義を行いました。重症心身障害児の退院後の支援では、デイサービスはレスパイトとしての役割だけでなく、母親としての自覚を失わせないための支援も並行して行うことの大切さを感じました。
現在、東北大学病院西6階では、気管切開人工呼吸器装着児の退院支援を行っており、その支援内容の報告の後に意見交換を行いました。
グループワークでは、NICU長期入院児の在宅に向けて必要な支援について考え、実際に退院後の1日・週間スケージュルを組みました。様々な職種の意見を交えることで、より具体的なケアプランを組み立てることができ、学びの多い時間となりました。

「18th EAFONS(East Asian Forum of Nursing Scholars)in TAIPEI,TAIWAN」に参加してきました(2015年2月5日〜6日)

平成27年2月18日
 2月5日〜6日の2日間、台湾の台北で行われた「18th East Asian Forum of Nursing Scholars」に参加してきました。

 昨年度に引き続き、「早産の危険のため入院した妊婦の行動制限の母親へのアウトカムへの影響に関する調査の一部」の経過報告発表をしてきました。

 日本の他に、台湾、香港、フィリピン、シンガポール、韓国といった東アジア地区の医師や看護師等による災害看護に関すること、メンタルヘルスに関することなど、様々な分野での活発な発表を聴くことができました。

皆さんが安心して妊娠出産できるように・・・

平成27年1月21日
 妊娠・出産は喜ばしいことという反面、不安や心配で心理状態が揺れ動く時期でもあります。例えば、妊娠初期のつわり症状が辛く妊娠を肯定的に受け止められない、思い描くような親になれるだろうか、今後経済的に生活していけるかといった不安、妊娠出産により職場や家庭での役割や立場が変わっていく中での葛藤、出産後の育児ストレスなどがあります。
 このような時は、ひとりで不安や心配を抱えずに、外来・病棟スタッフにお声がけ下さい。助産師スタッフがじっくり皆さんやご家族の不安や葛藤に寄り添い、妊娠期から出産後まで安心した生活が送れるようサポートしていきます。必要な場合は、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、精神科医などの専門職種と共に皆様を支援していきます。また、退院後も安心して育児をしていけるように、地域の保健師さんとも連携しています。
 今後も、皆さんやご家族の方が安心して妊娠出産できるよう、センター一丸となって努めていきたいと思います。
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